床矯正
床矯正(しょうきょうせい)
基本は非抜歯
床矯正治療では、基本的には永久歯は抜かずに、顎を広げて歯を並べます。
現在主流になっている矯正治療では、歯を抜いてスペースを作り、顎と歯のバランスを保ちます。これでは、本来のその人の顔でなくなると思われます。
この歯を抜くというのは、4本歯を抜く訳ですから、長い一生の中で消化管への負担がかかることを考えれば、歯は抜かないに越したことはないですよネ。
使用する装置
治療には、入れ歯にネジのついた装置を使用します。このネジを回転させることにより少しずつ顎を拡げ、歯を正しい位置に移動します。
見かけ上の歯並びを良くするだけでなく、どれだけ噛めるかという機能を重視しています。
早期の治療開始が大切ですが、成人ももちろん治療可能です。抜歯していきなりワイヤーをつける矯正と比較して、痛みも少ないです。
床矯正で使用する装置は、簡単に取り外すことができます。
これは床矯正ならではの利点であり、食事や発音障害を生じる場合(国語や英語の授業、勤務に支障がある場合など)は取り外します。
子どもの頃からの治療をオススメします
床矯正は顎を広げて歯をキレイに並べる矯正治療ですので、顎が成長途中である子どもの頃から治療を始められた方が、体への負担が少なく、治療期間も短くてすみ、さらに治療費も安く抑えることができます。
当院では、小学校1年生(6才)ぐらいから治療を始められることをオススメしています。