コラム
歯のクリーニング
歯のクリーニングを定期的にすべき本当の理由とは
みなさん歯のクリーニングというと、歯に着色のついた人や、歯石の溜まった人だけに必要な処置だと思っていませんか?
もちろんクリーニングで茶渋やステイン、タバコのヤニなどを取り除くことは出来ますが、クリーニング本来の目的はバイオフィルムの除去にあるのです。
バイオフィルムとは細菌のかたまりで、虫歯はもちろん歯周病の原因そのものといえます。
さらに自分自身では気づきにくく、普段の歯ブラシのみでは除去できないものなのです。つまりお口の中の健康を保つうえで、クリーニングはすべての人に必要不可欠と言えます。
また、クリーニングの結果減少した細菌は、2ヶ月程でもとの数に戻ってしまうと言われています。そのため当院では、おおよそ3ヶ月に一度の定期検診とクリーニングをおすすめしています。
歯のお手入れ
歯のお手入れおすすめ方法
歯ブラシ
ペリオSは歯周病専用として勧めており、歯周炎の心配がほとんど無い方にも勧めています。
フロス(糸ようじ)
歯と歯が接している部分のムシバはフロス以外では防げません。
初めて使う場合は、ジョンソンアンドジョンソンのリボンタイプの、ワックス付が使いやすいと思います。ですが、使い慣れたら商品は何でもOKです。習慣にしてもらうことが一番大事です。
歯間ブラシ
歯の根元付近の隙間の部分の清掃は、歯間ブラシが最適です。特に、歯周病がある程度進行している場合には、フロスよりも効率よく清掃ができます。
よく爪楊枝を使う人は、ぜひ1本ポケットにしのばせておいてください。使い慣れるともう爪楊枝を使う気にはなれませんよ!
基本的には上記の3種できちんと掃除ができますが、自分にはなにが合っているのか迷われたときには、歯科衛生士のアドバイスを受けられることをお勧めします。